未来の、そして世界の食糧供給を確保する!
アジア農業技術エキスポ&フォーラム(AAT)について
次回2024年はその会期を6月に移し、19日から21日の日程で台湾の台南市で開催されるアジア農業技術エキスポ&フォーラム(AAT2024)は、「持続可能」「革新的」そして「環境にやさしい」農業を通じ「Feeding the future~未来の食糧供給を守る」に焦点をあてた国際農業技術展です。AATには、世界各国から業界関係者が集結。国際的なパートナーシップを育むとともに、革新的な製品や技術を発表しています。
AATには、アフリカ、オーストラリア、ブラジル、カンボジア、中国、デンマーク、インド、インドネシア、日本、韓国、マレーシア、オランダ、フィリピン、シンガポール、台湾、タイ、ベトナムなど多彩な国と地域からさまざまな分野の業界関係者が集まり、その専門知識を交換することで、コラボレーションを促進し、革新的で持続可能な新技術の導入を推進しています。また、これらのコアバリューを受け入れることで、生産性が高く、環境に配慮した、強靭な農業セクターの実現に世界中で貢献しています。
会場および南台湾の魅力
台湾中南部における農業生産額は50.07億ドルに達しており、これは台湾全体の生産額の51%を占めています。今年のAATは、その開催地を台北市から台湾農業の中心地台南市に移しての開催となります。これにより、農業関係者にとっては一段とイベントに参加しやすい環境となるため、更なる参加者の増加が期待されます。
また、台南市は、台湾で最も高い農業生産価値を持つ雲林県や大規模な米の生産で知られる嘉義県など重要な農業地域に近接しています。
展示会の特長
政府および協会の支援:
AATは、台湾の農務省の共催プロジェクトとして政府からの強力な支援の下、開催されています。また、多くの業界協会との提携により、未来を見据えたプロのためのネットワーキングの機会を生み出します。
ワンストップ調達プラットフォーム:
AATは「農場から市場へ」のバリューチェーンに焦点を当てたユニークなB2Bプラットフォームとして、スマートで持続可能かつ革新的な農業技術を提供します。
オンライン製品ショールーム:
AATは年間を通じてオンラインおよびオフラインの製品ショーケースを提供し、継続的なビジネスプロモーションを実現します。
ホストバイヤープログラムとマッチメイキング:
展示会開幕前のインタビューが質の高いマッチメイキングを可能にし、出展社と国際バイヤーを結びつけます。
ネットワーキングおよびフォーラム:
AATはプロフェッショナルのための出会いの場としての役割を有しており、知識共有のためのフォーラムやカンファレンスを提供します。
ライブデモンストレーション、製品プレゼンテーション、農場訪問:
多彩なイベントを通じ、最先端の農業技術を紹介します。
アジアにおける市場ニーズとは
農業技術および農業ソリューション:
精密農業、スマート灌漑、垂直農業、ドローン、そしてデータ分析へのニーズが増加。
オーガニックおよび持続可能な農業:
アジアで有機農業が5.8%増加!企業は持続可能な実践と認証基準に焦点を当てることで市場参入が可能に。
サプライチェーンマネジメント:
種子、有機肥料、生物農薬、およびスマートマシナリーの分野におけるビジネスニーズに注目!
コールドチェーンマネジメント:
求められる農産物をタイムリーに配送するための、コールド チェーンとサプライ チェーン管理の効率的なソリューション。
農業サービスおよびコンサルティング:
農家が生産性と持続可能性を向上させるための、作物管理、土壌テスト、および害虫管理の専門的なサービスとコンサルティングへのニーズの高まり。
2024年、開催地である台南市は建都400周年をむかえます。そこでAATでは台南市政府と連動し、展示会で台南を訪れる海外出展社やバイヤーのために文化名所や夜市のグルメを巡る特別のナイトツアーをご用意!展示会参加の楽しみがさらに増える予定です。
2023年展示会の成果
15か国からの216社の出展者:台湾、デンマーク、オランダ、イギリス、アメリカ、トルコ、スロバキア、日本、韓国、中国、インド、タイ、ベトナム、インドネシア、シンガポール、マレーシアなど。
48か国からの17,029人の来場者:ベトナム、ブラジル、フィリピン、マレーシア、タイ、イギリス、デンマーク、ドイツ、オランダ、ポーランド、オーストラリア、インド、インドネシア、日本など。
136回のオンライン1対1のマッチメイキングセッション。
タイ、ベトナム、フィリピン、カンボジア、マレーシア、ブラジルなどからのバイヤー。
VIDEO
台湾政府の補助計画:
農業機械の補助: 農業の機械化を促進し、労働力不足の問題を緩和するため、政府は農家に対して、大型及び小型農業機械、スマート農業機械、新開発された農業機械、農薬散布ドローンなどの農業機械を購入や設置する際の補助金を提供しています。農業機械のメーカーや関連サプライヤーにとって、大きな商機となります。
温室の補助: 農家が果物や野菜を安定的に供給できるよう、温室施設の設置を奨励し、温室環境制御システム、内部循環および冷却ファン、ミスト冷却システム、自動散布システム、水ろ過システム、高設栽培などを含めた温室関連の補助金を提供します。温室設置および関連サプライヤーは恩恵を受けることができます。
コールドチェーン構築の補助: 政府は、アグリフードのコールドチェーンの実証モデルに大幅な予算を投入し、コールドチェーン物流センターや卸売市場のコールドチェーン設備のアップグレードを計画しており、関連サプライヤーは大きな成果を上げられるよう、事前に計画を立てることができます。
国産有機肥料の補助: 「国産有機質肥料ブランド」の使用に対して、農家への補助金が提供されます。これには植物性残渣、鶏糞堆肥、家畜ふん堆肥、一般的な堆肥、雑肥、有機配合肥料、有機栽培の培地など7つのカテゴリが含まれます。有機肥料メーカーにとって、市場拡大の大きなチャンスとなります。
スマート農業の補助: 農産業の高度化と産業価値の向上を促進するために、アグリテック企業農、百大青農、農業生産・販売グループ、農家(産業)グループに対して、「スマート生産」や「デジタルサービス」などに関する補助金を提供しています。これからスマート農業に参入する業者は、事業拡大の機会をつかむことができます。
2040年ネットゼロに向けて、温室効果ガス排出量50%削減を目標に、農林水産と畜産の低炭素型・持続可能型・循環型の確立、農業用グリーンエネルギー発電の割合が農業用電力消費の100%を満たすことを目指します。農業エネルギーと炭素排出量を改善できる関連業者は、商機をつかむために積極的な取り組みが求められます。